予防接種について
予防接種は、重い病気を未然に防ぐための大切な手段です。お子さまの健康を守るため、各種予防接種を積極的に実施しています。乳児期からの予防接種はこちらをご覧下さい。
当院では、日本小児科学会の接種スケジュールを基本に、母子手帳をもとに現在の接種状況を確認し、個々のお子さまに合った接種計画をご提案いたします。また、予防接種の広域対応医療機関として、他市町村にお住まいの方の里帰り分娩後など、住所地以外の接種にも対応しています。接種を希望される場合は、事前にお住まいの市区町村にて「予防接種実施依頼書(依頼書)」の発行を受けていただく必要があります。必要書類をご持参のうえ、ご予約ください。詳細やご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
接種に不安がある方や、持病をお持ちのお子さまについても、医師が事前に丁寧に説明し、体調を確認したうえで接種を行いますのでご安心ください。
また、感染予防の観点から、予防接種は一般診療と時間帯を分けて実施しています。事前予約制となっておりますので、電話またはWEB予約をご利用ください。大切なお子さまを感染症から守るために、予防接種を計画的に受けましょう。
予防接種で病気から身を守るために
ワクチンで防ぐことができる病気は「VPD(Vaccine Preventable Diseases)」と呼ばれ、はしか、風しん、百日せき、B型肝炎、ヒブ感染症などがあります。これらの病気は、かかると後遺症が残ったり、重症化し命に関わることもあります。予防接種を受けることで、これらの病気にかかるリスクを大きく減らすことができます。また、まわりの人への感染を防ぐことにもつながり、地域全体の健康を守ることにもなります。当院では、お子さまの年齢に応じた予防接種スケジュールをご案内し、安全に接種できるようサポートしています。わからないことや不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
就学・就職時の抗体検査、予防接種
就学や就職に際して必要となる感染症に対する抗体検査を行っています。麻しん(はしか)、風しん、水痘(みずぼうそう)、ムンプス(おたふくかぜ)、B型肝炎などの抗体の有無を血液検査で確認し、過去にかかったことがあるか、十分な免疫があるかを調べることができます。
これらの感染症は、集団生活の中で感染が広がりやすく、重症化することもあるため、学校や職場から抗体検査や予防接種の証明を求められるケースが増えています。特に医療・保育・教育関係など人と接する仕事に就く際には、ワクチン接種の有無が重要視されます。
抗体が十分でない場合には、予防接種を行うことで感染症を未然に防ぐことができます。本人だけでなく、周囲への感染拡大を防ぐためにも大切な対策です。
当院では、検査結果に基づいて必要なワクチン接種のご案内を行っております。将来に備えて、抗体の状態を確認し、適切な予防接種を受けましょう。ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
大人や海外渡航時の予防接種
お子さまの予防接種だけでなく、成人の方への各種予防接種にも対応しています。帯状疱疹、肺炎球菌、HPVワクチン(子宮頸がん予防)など、年齢や生活環境、職業に応じて必要なワクチンをご案内しています。妊娠を希望される方や、保育・教育・医療の現場で働かれる方などは、十分な免疫を持っているかの確認と接種が推奨されます。
また、海外渡航時に必要な予防接種にも対応しております。、B型肝炎ワクチン未接種の方、日本脳炎ワクチンの追加接種、A型肝炎ワクチンなどの接種が可能です。渡航先や滞在期間、ワクチンの接種間隔によっては早めの対応が必要となるため、渡航が決まり次第ご相談ください。なお、黄熱など一部のワクチンは当院では対応しておりませんが、専門機関をご紹介することが可能です。安心して渡航いただくために、早めのご予約・ご相談をおすすめします。
